イソトレチノイン(ロアキュタン)とは
イソトレチノイン(ロアキュタン)の成分と効果
イソトレチノイン(ロアキュタン)の飲み方
イソトレチノイン(ロアキュタン)の副作用
未成年同意書
内服ができない方
注意事項
よくある質問(FAQ)
料金
当院で治療を受けるメリット
・経験豊富な皮膚科専門医による診療
・血液検査や副作用管理まで一貫対応
・通院しやすい立地(東大宮駅徒歩1分)
・治った後のニキビ跡をきれいにする治療にも別途対応(ニキビ跡の治療はこちら)
・自由診療でも明確な料金体系イソトレチノイン(ロアキュタン)とは
ニキビ治療の先進国である欧米では、ニキビの治療の基本薬で、1982年にアメリカのFDA(日本でいう厚生労働省)でニキビ治療薬として承認されており、保険診療で良くならないニキビにも効果があります。日本ではまだ厚生労働省の認可がおりていないため保険が適用されていません。服用に関しては以下の説明をよくお読み下さい。正しく使えば重症のニキビをも治療できる薬です。
治療の対象となる症状
- 再発を繰り返すニキビ
- 炎症性・膿疱性ニキビ
- 脂性肌による皮脂過多
イソトレチノイン(ロアキュタン)の成分と効果
イソトレチノンはビタミンA誘導体であり、皮膚のターンオーバーを早め、毛穴が詰まらないようにします。また、皮脂の分泌を抑える作用・アクネ菌に対する抗菌作用・抗炎症作用を持ちます。
・低用量イソトレチノインによる中等度ニキビ患者638名の研究
中等度ニキビ患者638名を、イソトレチノイン1日20㎎で6カ月治療し、12〜20歳の患者の94.8%、21〜35歳の患者の92.6%のニキビが治癒しました。
その後4年間のにきび再発は、12〜20歳の患者で3.9%、21〜35歳の患者で5.9%で、
主な副作用は、軽度の肝機能異常が4.8%、血液検査での軽度の脂質レベルの上昇が4.2%でした。
・179名のイソトレチノイン治療1クール後の3年間の追跡調査
35%:再発がみられらなかった。
27%:抗生剤内服で、再発ニキビをコントロール出来た。
23%:再発し、イソトレチノインの再投与の適応となった。
16%:塗り薬治療で、再発ニキビをコントロール出来た。
・イソトレチノイン治療の再発に関する研究
1日0.5mg/kgの投与で再発率39%、1日1mg/kgの投与で再発率22%でした。
1クールの合計服用量が体重(kg)×128㎎以上で、その後の再発がより抑えられやすくなります。
なので、期間を決めてなるべく一気に十分な量を服用する方が効果的です。
イソトレチノイン(ロアキュタン)の飲み方
食後に服用します。1日1錠の方は同じタイミングであれば朝食後でも夕食後でも構いません。2錠の方は朝夕食後1錠、3錠の方は朝昼夕食後1錠となります。
服用は6か月連続して行い、これを1クールとします。一か月のみの内服ではあまり効果がありません。
妊娠の可能性がある方は服用前にご自身で妊娠反応尿検査をして頂きます。
ピルを服用している方は検査不要です。通院間隔は約4週ごとです。
服用に伴い採血を行います。再度服用が必要な際は、2か月以上休薬してから2クール目を行います。
ニキビの関して保険診療を希望される方は美容皮膚科の日とは別の保険診療日にご来院下さい。
イソトレチノイン(ロアキュタン)の副作用
・よく見られるもの
唇や口角の乾燥、ドライアイ、鼻血が出やすくなる
手足などの皮膚のかさつき、皮むけ、かゆみ、赤み
・稀なもの
爪の変形、頭痛、全身の多毛
吐き気、嘔吐、長く続く頭痛、視力障害、聴覚障害、腹痛
薬疹
未成年同意書
未成年の方は保護者の方のサインが必要ですので、保護者の方と一緒にご来院ください。一緒にご来院できない場合は承諾書が必要になります。承諾書はこちらからダウンロードできます
内服ができない方
妊娠中または妊娠の疑いのある方
授乳中の方
成長期の方
(女性は15歳未満、男性は18歳未満の方。骨端線が閉鎖して身長が伸びにくくなる可能性があります。成長期で身長が伸びている方は使用できません)
精神疾患、心疾患のある方
肝機能障害のある方
中性脂肪、コレステロールの高い方
ビタミンA過剰症の方
・過去にイソトレチノイン製剤でアレルギーを起こしたことのある方、パラベン・大豆・ピーナッツアレルギーのある方
・レーシックを受けて6ヶ月経過していない方:レーシック手術の前後6ヶ月はイソトレチノイン服用禁止です。
・ビタミンA製剤(サプリを含む)内服中の方
・フェニトイン(アレビアチン、ヒダントールなど):相互作用で骨を弱くする副作用増強の可能性。
・テトラサイクリン内服中(代表:ミノマイシン、ビブラマイシン、アクロマイシン):相互作用で頭痛の原因となる頭蓋内圧を上げる副作用が強くでる可能性があります。
・ステロイド内服中(プレドニン、セレスタミン、デカドロンなど。相互作用で骨を弱くする副作用増強の可能性があります。
喘息の治療で使用される吸入のステロイド薬、ステロイド外用剤、喘息発作等の治療で行われる短期的なステロイドの点滴はイソトレチノインと併用可能です。
注意事項
・服用中は定期的な採血が必要です。
・他者と共有しないようにしてください。
・女性:服用中及び服用後6か月は妊娠不可、授乳不可となります。FDAでは妊娠不可期間は1か月となっていますが、より安全を期するため6ヵ月としております。投与中及び投与後半年は確実な避妊のため低用量ピル併用を推奨します。妊娠中、またはロアキュタンを服用中に妊娠した場合、短期間あるい少量でも胎児に先天異常、流産、早産、死産の危険性が高いためです。
・男性:服用後1か月は避妊必須、献血不可です。
・服用忘れても次回に二回分飲まないで下さい。
・服用中及び服用後6ヵ月間は献血をしないでください。血液は妊婦に使用される可能性があり、胎児がロアキュタン(イソトレチノイン)に曝露する可能性があります。
・効果が現れるまで、最初の1か月程度は症状が悪化する事がありますが、これは正常経過の範疇ですのでご安心下さい。
・服用中は皮膚のターンオーバーが早まってバリア機能が低下し日焼けしやすいので、日焼け止めの外用と内服を使用し、紫外線にご注意ください。
・服用中は皮膚のターンオーバーが早まってバリア機能が低下し過敏になるため、他院で顔のケミカルピーリングやエステ等をする時は事前にご相談ください。
・他院でのレーザー照射や他治療との間隔
内服中も可能:トーニング、ジェネシス、フィラー
内服終了1ヵ月後より可能:レーザー脱毛、光脱毛、IPL レーザースポット照射系全て
内服終了3ヵ月後より可能:CO2レーザー、CO2フラクショナル、ハイフ、ダーマペン、ポテンツァ、サブシジョン、抜歯やスレッドリフト等の小手術
内服終了6ヵ月後より可能:美容整形などの大きな手術、レーシック
※当院のレーザー治療とは併用可能です。詳しくは診察時にお尋ねください。
・ワクチン接種について
ワクチン接種とイソトレチノインとの相互作用は、安全性試験が行われていません。そのため、原則ワクチン接種は服用中、服用終了後1ヶ月間は控えていただきます。
健康上の利益がリスクを上回る場合で(熱帯地域への渡航時のワクチンや医療従事者のB型肝炎ワクチンなど)、どうしてもワクチン接種が必要な場合、ワクチン接種まで2週間以上休薬し、接種後は不活化ワクチンは24時間・生ワクチンは3週間空けてからイソトレチノインを再開してください。
インフルエンザワクチンは、イソトレチノインとの相互作用による副作用、副反応は報告なく、諸外国の状況を鑑みて、受けても問題ありません。
よくある質問(FAQ)
- Q. イソトレチノイン(ロアキュタン)はすぐに効果がありますか?
- A. 個人差はありますが、1〜2ヶ月で皮脂の減少やニキビの減少を実感される方が多いです。
- Q. イソトレチノイン(ロアキュタン)治療後にニキビが再発することはありますか?
- A. 多くの方が再発しにくくなりますが、体質や生活習慣により個人差があります。
- Q. イソトレチノイン(ロアキュタン)内服に保険は使えますか?
- A. イソトレチノイン(ロアキュタン)は日本では保険適用外のため、自由診療となります。
- Q. イソトレチノイン(ロアキュタン)の副作用がきついと聞いていて心配です
- A. 低用量では一般的に口唇の乾燥があります。これは多くの方に見られるもので、服用中ずっと続き服用終了すると治まります。副作用というよりイソトレチノインが効いている証拠と捉えて付き合って頂くような概念のものです。ドライアイや鼻をかんだ時に血が少々付くことは当院の患者様では約10人に1人程度いらっしゃいます。各副作用に対して皮膚科で対応します。(ベースが保険診療の皮膚科なので、皮膚トラブルに専門的に対処できる事も当院の強みです。)副作用の程度は飲んでいる用量にもよりますので、医師にご遠慮なくご相談ください。
料金
30日分(20mg/日) 16,500円
※体重と症状に応じて服用量を多くする選択肢があり、それに応じた料金がかかります。
採血代: 3,300円
※健康診断など他院で採血を行った方は、そのデータを持参頂ければ採血不要な場合がございます。


