いしだ皮フ科・美容皮膚科東大宮の地で、地元の方も気軽に通いやすい美容皮膚科を。

長らく保険診療で積み上げた皮膚科知識をベースに、まじめな美容皮膚科をご提供致します。

  1. いしだ皮フ科について

    アットホームでフレンドリーな
    美容医療を

  2. キレイへのこだわり

    正しい美容皮膚科は正しい診断から

  3. ご来院時のお願いニャ

    水曜日は完全予約制、自費となります。

  4. 診療時間、アクセス

    毎週水曜日10時~18時半受付
    JR東大宮駅東口徒歩1分

Contents

  1. このような方におすすめ
  2. 肝斑とは
  3. 肝斑の原因
  4. 肝斑の主な症状
  5. 肝斑とシミ、ADM、そばかすの違いと特徴
  6. 肝斑にやってはいけないこと
  7. いしだ皮フ科/美容皮膚科の肝斑の治療法
  8. 肝斑治療メニュー一覧

このような方におすすめ

  • 妊娠、出産でくすみが濃くなった方
  • ピルを飲んでいたらシミが増えたと感じている方
  • シミか肝斑か区別がつかない方
  • 頬にもやっとした色味がある方
  • レーザーを打ってもきれいにならない方

肝斑とは

肝斑とは、主に20代後半~50代の女性の両頬に出る事が多い、顔の左右対称のくすみです。両頬骨のエリアにぼんやりした茶色い色素沈着として出る事が多いですが、こめかみや鼻、ほうれい線に出る事もあります。目の周りは避けるという特徴があります。

肝斑の原因

肝斑の発症には色々な説がありますが、紫外線や擦る叩くなど物理刺激が真皮にダメージを与え、それに対して女性ホルモンが反応してくすみが出ると考えられています。
女性ホルモンのプロゲステロンはメラニンの生成や皮脂分泌を促進するため、ピルの服用や妊娠・出産時などの女性ホルモンの変動が、皮膚の色味や質に影響を及ぼす事になります。また、体のどんな部位でもこする事で色素沈着を誘発してしまうため、ケアをしようと頑張ってこすりすぎてしまうことによる色素沈着が混じっている事もあります。
また、肝斑の病変部は総じて真皮のコラーゲンが今までに浴び続けた紫外線でダメージを受けて「量と質の低下」を起こしている事が多いです(solar elastosisまたは日光変性と呼びます。)
コラーゲンの質の異常がメラノサイトの機能異常に関連するという考え方から、ハリや質感も併せて皮膚の土台であるコラーゲンから改善させる治療アプローチもあります。

肝斑の主な症状

頬骨に広がる肝斑

一番多いタイプです。
眼窩内の領域には生じません。

鼻根部の肝斑

目の下あたりの高さを横切るように色素沈着が生じます。

こめかみの肝斑

頬の肝斑がこめかみまで薄く広がっている事が多いです。

肝斑とシミ、ADM、そばかすの違いと特徴

シミ(老人性色素斑)

境界がはっきりしており、顔体のどこにでも生じます。

ADM

10代の頃からある事が多く、少しくすんだ茶灰色の色素斑です

そばかす(雀卵斑)

10代からある事が多い、頬~鼻にまたがるゴマのような色素斑

肝斑にやってはいけないこと

・不適切な種類のレーザー、シミ取りなどスポット照射

昔は肝斑にはレーザー治療は全て良くないとされていましたが、最近では1064nmの波長のレーザーを低出力で照射するトーニングという手法が開発され流通しています。
これは表皮のメラニン色素をマイルドに壊し、繰り返しの施術で徐々に皮膚のトーンを明るくするものですが、まれにトーニングの照射で色が濃くなる例が報告されているので注意が必要です。また、肝斑の発生の仕組みをなくすわけではないため、トーニングをやめると元に戻る可能性があります。
1064nm以外の波長のレーザーは、肝斑には不適切なものが多いです。例えばシミ取りレーザーは波長が異なりパワーも強く、照射による熱のダメージが大きいため、肝斑部の色素沈着を起こしやすいです。

・IPL、光治療、フォトフェイシャル

呼び方はいくつかありますが、どれも同じ「光」による治療です。
レーザーが特定の波長のみを出すものに対し、光治療では○○nm~○○nmと、波長帯の幅を持った光が照射されます。つまり、肝斑を悪化させる可能性のある波長が含まれるという事です。光治療はそばかすなど全顔の細かいシミをまとめてとるには良いのですが、肝斑を濃くする事があるため、肝斑部には照射を避けているクリニックもあります。ただし、波長帯や出力を細かく設定する事で悪化させづらい方法もありますので、そこまで考慮できていれば、治療の選択肢として良いでしょう。

・過剰なスキンケア

皮膚をこすると色素沈着を誘発し、肝斑が悪化する事があります。また、化粧品による色素沈着(薬剤性色素沈着性接触皮膚炎)を起こす事もありますので、くすみを隠そうと頑張りすぎると逆効果になる事があります。

いしだ皮フ科/美容皮膚科の肝斑の治療法

内服で紫外線ケア+ビタミン+トラネキサム酸、外用で医療機関専用スキンケアと塗り薬を行います。施術ではご希望の方に美白のピーリングを行います。

・飲み薬
飲むUVケアソルプロプリュスホワイトで紫外線によるダメージを防ぎながら、
高濃度ビタミンCトラネキサム酸(保険)でメラニンの生成を抑制します。
→飲み薬はこちら

・塗り薬
トレチノインにて皮膚のターンオーバーを活性化させてメラニンを排泄し、ハイドロキノントラネキサム酸でメラニンの生成を抑制します。
→塗り薬はこちら

・院内の施術とホームケア
表皮にくすみとして溜まっているメラニンを早く排泄する事と肝斑部のコラーゲンを鍛えるためコラーゲンピールを行います。普段のスキンケアにはゼオスキンで肝斑の美白をしながら、肌のツヤとハリの改善を目指します。
→コラーゲンピール(マッサージピール)はこちら
→ゼオスキンはこちら


高価なレーザーを何十回もやらなくても、継続的にやれば飲み薬と医療機関専用スキンケアによる治療だけで、2〜6ヶ月でトーンアップを実感できると思います。(※個人差があります)
少し時間はかかりますが、ワンタッチで肝斑のくすみを消す方法はありません。1回で白くなるような出力のレーザーを使うと逆に肝斑が濃くなりかねないのです。

また、残念ながら肝斑には完治という概念がありません。「紫外線ダメージと女性ホルモンの変動」があれば、何もケアしなければ理論上また徐々に出てきます。目的のトーンまで美白を達成できた後は、維持するための最低限のケアだけでも続ける事をお勧めします。

肝斑治療メニュー一覧