いしだ皮フ科・美容皮膚科東大宮の地で、地元の方も気軽に通いやすい美容皮膚科を。

長らく保険診療で積み上げた皮膚科知識をベースに、まじめな美容皮膚科をご提供致します。

  1. いしだ皮フ科について

    アットホームでフレンドリーな
    美容医療を

  2. キレイへのこだわり

    正しい美容皮膚科は正しい診断から

  3. ご来院時のお願いニャ

    水曜日は完全予約制、自費となります。

  4. 診療時間、アクセス

    毎週水曜日10時~18時半受付
    JR東大宮駅東口徒歩1分

  1. 毛髪成長因子頭皮注射とは
  2. エクソソームとは
  3. 高純化エクソソームとは
  4. 検証データと薬剤の安全性
  5. 治療間隔と回数
  6. 治療の流れ
  7. ダウンタイムとアフターケア
  8. Q&A
  9. 料金

毛髪成長因子頭皮注射とは

薬剤を頭皮に極細の針で直接注射し治療を行う方法です。製剤中のエクソソームや成長因子に含まれるタンパク質、miRNAがさまざまな薄毛要因をブロックし、薄毛の進行を抑制して発毛を促進・持続させます。男女問わず作用が発揮されます。従来の薄毛治療のように性ホルモンに干渉するものではないため、性機能障害のリスクがネックで治療に臨めなかった方も安心して受けて頂けます。毎日飲んだり塗ったりする手間が面倒な方にもおすすめです。

主な成分
・薬剤1本あたり幹細胞の持つ能力を保持したExoSCRTエクソソーム100億個
・成長因子10種(Noggin,FGF,SCF,TMB4など)
・毛髪に最適な成長因子をさらに追加
・毛髪用ビタミンなど29種(ビオチン、カッパートライペプチドなど)
・抗炎症miRNA30種(miRNA231,miRNA835,miRNA391,miRNA100など)

当治療はAGA(男性型脱毛)、FAGA(女性男性型脱毛)、びまん性脱毛症に対するものであり、円形脱毛症やその他原疾患のある脱毛症に対しての治療ではございません。
原則最低一か月の間隔をあけながら約6回を1クールとして治療を行い、その時点の状態によって後に2-3か月に一回の頻度で治療を継続します。本治療は日本医療毛髪再生研究会のHARG+(ハーグプラス)療法に準拠しております。詳しくはこちらをご覧ください。

エクソソームとは

エクソソームとは、分泌細胞からターゲット細胞にメッセージを伝えるメッセンジャーとして働く“細胞間の伝達物質“で、活発に体内を循環しています。

エクソソームは、例えるなら「サンタクロースが抱えるプレゼントがたくさん入った袋」というイメージです。その内部には、分泌された元となる細胞の核酸(miRNA:マイクロ・アールエヌエーなど)や成長因子、タンパク質、脂質などが存在するので、下記のような能力を持ちます。

・再生能力
・抗炎症効果
・シグナル伝達力
・抗細胞老化
・細胞増殖
・細胞吸収力
・免疫調整


毛髪に対しては下のイメージ図のように作用します。

高純化エクソソームとは

ヒト脂肪幹細胞培養上清液を特許取得済みの複数濾過フィルターによって細胞培養液試薬・細胞の残渣(かす)・抗生物質・細胞代謝過程の乳酸などを取り除いて、エクソソームのみを抽出した製剤のことを言います。不要物を取り除いたエクソソームは純度が高く炎症反応やその他の有害事象を低下させ、治療効果を高めます(個人差あり)。

国際細胞小胞体学会(ISEV)・韓国食品医薬品安全庁に準拠した2つの標準化方法1と

9つの品質管理方法2の全基準を満たしています。また医薬品レベルのGMP(製造管理及び品質管理の基準)に基づいて厳しく管理・監視されており、ISO13485・ISO22716を保有する巨大なエクソソーム製造所で行われています(2022年9月現在)。

※1エクソソームの成分分析や細胞の劣化や品質の検査

※2ウィルステスト、マイコプラズマテスト、内毒素テスト等9つの安全性や品質に関する試験

検証データと薬剤の安全性

幹細胞培養液に含まれている高純化エクソソームを投与したところ、毛髪の成長を促す毛乳頭細胞の最大30%の増殖が認められました。

緑色:エクソソーム
青色:核小体
赤色:毛乳頭細胞

検証データ:成長期の持続

退行期を誘発した毛乳頭細胞に高純度エクソソームを投与したところ、最大45%まで毛乳頭細胞の細胞退行を抑制することが確認されました。すなわち成長期が延びて脱毛が減少することになります。

薬剤の安全性について

この薬剤のベースは2008年から行われているHARG療法です。これまでに体の機能や命に関わる事故は起きておらず、アレルギーなどの報告もありません。
エクソソームにおいては各企業により抽出方法、エクソソームサイズ、保存方法や形状等が異なります。そのため国際細胞小胞体学会(ISEV)ではエクソソームのプロトコルの標準化のためのガイドラインを設けています。当院のエクソソーム製剤(製品名:ASCE+ HRLV)は、国際細胞小胞体学会(ISEV)のガイドラインだけでなく、韓国食品医薬品安全庁(MFDS)にも準拠しています。

*ISEVが提唱するガイドラインである「Minimal Information for Studies of Extracellular Vesicles (MISEV) 2018年度版」のこと

**韓国食品医薬品安全庁に準拠したエクソソームの分析及び品質管理を実施

成分プロファイリング:エクソソームに含有する成分などの分析を実施

形態:電子顕微鏡を使用し細胞の形状や外観を確認し細胞の劣化や細胞汚染の兆候を検出する検査

ExoSCRT®(エクソスカルト)エクソソーム 

国際細胞小胞体学会(MISEV)/韓国食品医薬品安全庁(MFDS)ガイドライン 品質管理基準

1): 対象外 ND2): 非公開  UM3): 未知数  4):エクソソーム溶液に対して行われたもの

  • 力価試験:生物学的活性試験
  • マイコプラズマテスト:細菌であるマイコプラズマの混入の有無の検査
  • 内毒素(エンドトキシン)テスト:細胞増殖に有害な作用をもたらすエンドトキシンの検査
  • 滅菌テスト:試薬、培地などが汚染されていないかの検査
  • ウィルステスト:ウィルスの存在、感染していないかの検査

治療間隔と回数

始めは1か月に1回程度の間隔で約5回の治療を行います。だいたい満足できる毛量に近づきましたら、維持的な治療のご希望があれば治療間隔を2-3か月に一回などに空けて、継続治療を行います。毛乳頭細胞の増殖・退行抑制や毛周期の改善を行っているのでやめれば全く元に戻ってしまうという事ではございませんが、一方本来の通常の老化は進んでいるわけですので、髪の毛が本来自然と減っていく方は徐々に減っていく事が想定されます。よってより長く毛量が多い状態を持続させるには数か月に一回治療を行う事が助けになると考えられます。AGAの方は特に数か月に一回の継続治療が推奨されます。

治療の流れ

頭皮に整髪料を何もつけずにご来院下さい。
表面麻酔などで痛みを緩和しながら、医師が手打ちで一か所ずつ注射を行います。美容外科の治療で使われる極細の針を使いますので、一般に採血などで想像される注射とは全く別物で「トゲ」に近いイメージです。希望により麻酔クリーム(別途2000円/回)を塗布致します。
出血はごくわずかで、麻酔が切れた後も痛みは基本的にありません。
施術時間は15-30分です。麻酔クリームを塗布する方は+1時間程度見込んでください。
注入後、頭皮を5分程度マッサージします。

ダウンタイムとアフターケア

ダウンタイム:注入箇所に赤みや腫れが起きる場合があります。1日程度でおさまります。
アフターケア:
施術当日は激しい運動や過度の飲酒は控えて下さい。
施術後当日はゴシゴシ洗髪はせず、優しく洗ってください。
2日目以降からは通常通り洗髪して下さい。カラーやパーマは施術前後2週間は控えて下さい。
ヘアカットは治療三日後以降に可能です。

Q&A

Q. 誰でも発毛しますか?
A.毛髪に係る細胞がまだ残っている状態の方が対象です。

Q.必ず毛髪が再生しますか?
A.薄毛の症状は原因や経年によって個人差が大きく、効果を感じるまでにかかる治療回数も異なります。2年間の検証では対象となる薄毛部位への効果として産毛から細毛、そして丈夫な毛へと成長させる効果が確認されています。

Q. 何回で効果が出ますか?
A.一般の成人の毛髪は一日に0.35mm~0.4mmほど伸びます。治療によって毛乳頭付近から毛髪が再生してきても毛乳頭の深さが約3~5mmほどありますので頭皮表面まで到達するのに約2週間ほどかかります。そこから毛周期に従って産毛から軟毛へと成長します。効果の自覚は平均して3回目の治療前後で得られます。

Q. 使用されるグロスファクターは安全ですか?
A.国外(米国・欧州・アジア各国)では数千例が臨床で使用されています。国内でも動物実験と臨床テスト300例を行い、アレルギー起因物質も含まない安全性が確認・検証されています。その安全性と臨床効果は世界的に権威のある「DERMATOLOGIC SURGERY」にも論文掲載され文献となっています。

Q. 一度発毛すればそのままですか?
A.薄毛の原因にもよりますが、通常の老化による薄毛化、男性ホルモンによる薄毛化が未来永劫なくなるという事ではないので、全くそのままというわけにはいきません。ご自身の状態に合わせて数か月に一回の頻度を調節してたまに注入を行うとより維持されやすいです。

Q. 感染・アレルギーの報告はありますか?
A.感染・アレルギーの報告はありません。

Q. 細胞を注入しますか?
A.細胞そのものは投与しません。そのため、以下のような利点があります。
・細胞の癌化のリスク回避(特許番号10-0874613)
・患者様自身から細胞を摂取・培養する必要がありません。

Q. 注射はとても痛いですか?
A.麻酔がございますのでご安心ください。

Q. 本治療と同様の治療はありますか?
A.毛髪に係る成長因子を注入する治療は多数存在しています。HARG+®(ハーグプラス)療法は成長因子だけでなく、生体内にあるサイトカインやタンパク質などその他多数入っており、それぞれの細胞の役割に働きかけるので、生体内のバランスを保持しながらヘアサイクルを整えて発毛を促します。また、多数の文献がHARG+®(ハーグプラス)療法の前身であるHARG®(ハーグ)療法の頃から存在しています。

Q. 初期脱毛はありますか?
A.AGAやFAGAの内服外用の治療とは違って初期脱毛はありません。また、ホルモンを抑制しないため、AGAの内服治療のリスクにある性機能障害がございません。