二の腕のブツブツ(毛孔性苔癬)
腕や太ももの毛穴がザラザラと目立つ方へ
腕や太ももの毛穴がザラザラと目立つ方へ
毛孔性苔癬とは
二の腕や太ももの外側などに毛穴に一致して表皮が分厚く盛り上がりザラザラと触れる状態です。常染色体優性遺伝と考えられています。
10代の30〜40%に見られると言われ、40代くらいになると自然軽快する事もあると言われます。
歳を取ったら自然軽快するかもと言われても、今どうにかならないかと受診される方はしばしばいらっしゃいます。
治療は保険ではサリチル酸や尿素を含んだ塗り薬が処方されますが、ツルツルになるというより少しマシになる程度の事が多いです。
自費治療では、分厚くなった角質をピーリングする目的とターンオーバーを整える目的から、ケミカルピーリングやダーマペン、ヴェルヴェットスキン(ダーマペン+ピーリング)などが適応になります。
遺伝性であることから保険治療も自費治療も対症療法であり、治療をやめてから何もしなければだんだん戻っていく可能性がありますので、ある程度キレイにしたら、また気になったら時々対処しようと割り切るのが現実的な落としどころになるでしょう。
ケミカルピーリングでは、当院ではサリチル酸マクロゴールピーリング・乳酸ピーリング・マッサージピール・ミラノリピールを取り扱っています。毛孔性苔癬に対してのピーリングの強度としてはミラノリピールが一番強いものにはなりますが、皮膚の状態によって適切なピーリング剤が異なりますので、是非一度診察にお越し下さい。