いしだ皮フ科・美容皮膚科東大宮の地で、地元の方も気軽に通いやすい美容皮膚科を。

長らく保険診療で積み上げた皮膚科知識をベースに、まじめな美容皮膚科をご提供致します。

  1. いしだ皮フ科について

    アットホームでフレンドリーな
    美容医療を

  2. キレイへのこだわり

    正しい美容皮膚科は正しい診断から

  3. ご来院時のお願いニャ

    水曜日は完全予約制、自費となります。

  4. 診療時間、アクセス

    毎週水曜日10時~18時半受付
    JR東大宮駅東口徒歩1分

汗止めボトックス注射

制汗剤のいらない毎日へ。
手汗をかかない生活へ。

こんな方にオススメ

  • 毎日汗止めのケアをする事が面倒な方
  • 服の脇汗シミに困っている方
  • 制汗剤でかゆくなってしまう方
  • 手汗の塗り薬が使えない方
  • 手汗で紙やスマホが濡れてしまう方

多汗症ボトックス注射とは

汗腺の働きを数か月抑制する注射です。
麻酔を必要とせず、人体に安全な薬剤を極細の針で注射し、多汗症のお悩みの改善をはかるものです。3か月~半年程度で効果が切れ始め元に戻るので、その状態をキープしたい方は効果が切れたら繰り返しの施術が必要です。

多汗症ボトックス注射で使う薬剤

ボツリヌス菌が産生するA型ボツリヌス毒素(ボツリヌストキシンと呼ばれる蛋白分解酵素)を処理し人体に無害なものとした薬剤です。菌そのものは含まれません。1800年代にボツリヌス毒素の様々な研究がされ、時を経て1977年にアメリカのScottがボツリヌストキシンを斜視の治療に使用しはじめました。現在では瞼や顔の痙攣などに対しては保険診療で用いられ(厚生労働省の認可あり)その安全性が確立されています。

ボトックス注射の作用原理はアセチルコリン放出の阻害です。汗腺が汗を分泌するためには、それらに向かって伸びている神経からアセチルコリンという神経伝達物質を受け取る必要があります。A型ボツリヌス毒素はアセチルコリンが神経から筋肉などに向かって放出されるのを妨げ、効果を発揮します。

多汗症ボトックス注射の効果

多汗症の軽減が期待できます。効果は注射後数日してから見られるようになり、2週間経つ頃にはしっかり薬剤の効果がでます。

汗の腺にはエクリン汗腺とアポクリン汗腺があります。
手のひらにはエクリン汗腺のみが分布し、わきにはエクリン汗腺とアポクリン汗腺の両方が分布します。エクリン汗腺は匂いがなくサラサラとしてそれなりに量を出す汗腺で、アポクリン腺は匂いの元となる汗を出します。
注意点として、ボツリヌストキシンの汗止め効果はエクリン汗腺のみに発揮されます。これはエクリン汗腺はアセチルコリンによって働きますが、アポクリン汗腺はアドレナリン作動性というボツリヌストキシンのアセチルコリン放出抑制作用とは全く関係ない仕組みで働くからです。なので、わきの多汗症のボトックス注射では、量は減るが匂いの元となるアポクリン汗腺は止められません。ただ実際には、アポクリン汗腺から分泌された汗そのものに匂いがあるのではなく、アポクリン汗腺から皮膚表面に分泌された汗が表面の微生物に分解されると匂いを持つようになるため、ボトックス注射でエクリン汗腺による大量の汗を抑えてわきの環境を良くすると、実質的に匂いも軽減されたように感じる方が多いです。

多汗症ボトックス注射の施術間隔と治療回数

持続期間は個人差があり3〜4か月程の事が多く、効果のピークは注射一か月後でそこから徐々に効果が切れ始め、最終的に元に戻りますので、キープしたい方は3か月後以降に再度施術を受けてください。

ボトックスをあまり頻繁に施術すると、自身の体にボツリヌストキシンに対する中和抗体ができてしまいボトックス注射が効かなくなる事があります。なので毎月打つのではなく、最低でも3〜4か月は間隔を空けて、効果が切れてから次のボトックス注射打つ事をお勧めします。もしボトックスに対する中和抗体ができてしまった場合、10~36ヶ月間隔を空けると抗体が消え再び効く事があるとされていますので、暫くお休みしてみるということになります。ボツリヌストキシンにはA型とB型があるので、A型で抗体ができてしまった方はB型に変えてみるのも手ですが、A型よりB型の方が抗体がつきやすいとされており、またB型の製剤は効果持続期間が平均1か月程度と短い事を事前に知っておくべきです。

ちなみに、3〜4か月の間隔をあけずもっと短期間に打っても中和抗体がとてもできにくい「ゼオミン」というボトックス製剤があります。料金が少し高くなってしまいますが、どうしても頻繁にいろんな部位をちょこちょこやりたい方は検討してみても良いでしょう。当院でもご希望があればご用意致しますのでご相談下さい。

治療の流れ

施術部位は制汗剤など何も塗らずにお越し下さい。
注入部位をアイスパックで冷やしながら施術を行いますが、多少の痛みを伴います。
手のひらや足の裏への注射はわきより痛みを強く感じる場合がありますので、別途有料にはなりますが麻酔クリームのご用意がございます。ご希望の方は事前に仰ってください。麻酔クリームを使う場合は、施術時間の30分程前から麻酔クリームを塗布しラップで包みお待ち頂きます。

10~20分ほどで施術及び止血確認を行い、終了となります。

ダウンタイムとアフターケア

ダウンタイムや副作用はほとんどありません。当日は過度の飲酒を避け、また術後2日間は激しい運動や入浴は避けて下さい。注射による施術なので針穴からの少量の出血や内出血が生じる事がありますが、自然に軽快していきます。

注入部位のマッサージは3日後以降から可能です。施術後数日にわたって注入部位に違和感を感じたり、効果が徐々に出始める過程で一時的に部分的に不均等な効果の出方をする事がありますが、2週間程かけて注入部位全体に十分に効果が発現するのをお待ち下さい。2週間経った時点で明らかに効いていないと思われる部分があれば、診察の上必要があれば修正致しますのでご連絡下さい。

ボトックス注射後3日間は献血を避けて下さい。

メイク、洗顔、入浴

【メイク】
注入部位以外は直後から可能です。

【洗顔】
当日から可能ですが、注入部位は強く擦ったり押さないようにして下さい。

【入浴】
シャワーは当日から可能です。入浴は3日後より可能です。

リスクと副作用

たまにあるもの:筋力低下、微細な出血、内出血、
ごく稀にあるもの:疲労感、頭痛、顔面神経麻痺(元に戻ります)

施術を避ける箇所、受けられない方

・妊娠中、妊娠の可能性がある方、授乳中の方
・ボトックスにアレルギーのある方
・筋萎縮性側索硬化症や重症筋無力症など、全身性筋力低下の疾患のある方

料金(税込)

汗止めボトックス50単位(ワキor手or足)
33,000円
汗止めボトックス100単位(ワキor手or足)
49,500円
汗止めVゾーン
27,500円
多汗症頭皮やその他部位
応相談