「無傷か極力目立たない傷で、再発も極力なく」
限りなくキレイに治療するために
ほくろの種類別に立体的にほくろを捉え
大きさや深さによって様々な治療法を組み合わせて行います。
ほくろを取りたいと思う患者様の立場に立ち
最適な結果になるように傷の経過や施術時期なども
総合的に考え治療提案を行い
安心・安全な施術を心掛けております。
「無傷か極力目立たない傷で、再発も極力なく」
限りなくキレイに治療するために
ほくろの種類別に立体的にほくろを捉え
大きさや深さによって様々な治療法を組み合わせて行います。
ほくろを取りたいと思う患者様の立場に立ち
最適な結果になるように傷の経過や施術時期なども
総合的に考え治療提案を行い
安心・安全な施術を心掛けております。
ご自身でほくろと思っていても、実際診察するとイボや皮膚癌の一種などのケースがあります。
診断により治療方法は大きく異なり、場合によっては病理組織検査が必要になります。
(この場合保険診療で行います)
専門の診断器具や検査でないと非常に紛らわしくてわかりづらいものもありますので、まずは除去しようと思っている病変の正確な診断を受ける事をお勧めします。
「イボ」と | 「ほくろ」と | 「ほくろ」と |
ほくろはシミとは違って、ものによっては下の写真のようにかなり皮膚の深くまで存在しています。
下の写真は当院で除去した直径約4mmのほくろです。
左の写真は除去したものの病理組織像で、右の写真は概ねほくろの部分を青紫にわかりやすく色付けしたものです。
正常な皮膚組織を余計にとらないように、ほぼほくろのみを除去できている事がわかります。
なるべく余計な組織をとらず周囲に熱ダメージを与えない方が、ほくろを取った跡がキレイになりやすいです。
このように深さがあるほくろは、シミレーザーのように表面の色素だけ消しても除去はできず、ほくろの最深部から除去する必要があります。
他院のほくろ施術で再発した方、他院の施術の傷跡で困っている方もご相談下さい。
術前 | 施術4日後 |
施術1か月後 | 施術半年後 |
使用機器:炭酸ガスレーザー(mm&niic社製)、Qスイッチルビーレーザー短パルスモード(mm&niic社製)
・炭酸ガスレーザー、短パルスルビーレーザー、
Qスイッチルビーレーザー
炭酸ガスレーザーで削った後、短パルスレーザーなどで目に見えないレベルの微小なほくろの細胞に照射します。これにより、周りの正常な真皮をなるべく取らずにほくろの細胞のみを壊すという観点で、0.1mmレベルまでこだわった緻密な施術が可能になります。
・微小なメス
ほくろの組織があまりにおおぶりな場合は、メスでくさび形にくりぬく事が望ましい場合や、円形メスで皮膚を円柱状にくりぬく事が望ましい場合があります。麻酔を使用するので痛みはありません。
・切除縫合
ホクロの直径より長い線の傷が残ります。部位と手腕によっては傷がほぼ目立たなくなることもありますが、線の傷が残る前提で施術を受けていただく方が現実的です。
・炭酸ガスレーザーのみ
炭酸ガスレーザーのみで済む場合もありますが、このレーザーは水分に反応して組織を蒸散させる仕組みで作られているため、余計な組織を凝固させたり、周囲の組織に熱ダメージがいってしまいやすいというデメリットがあります。焦点をぼかして広く打ったり、鋭く焦がさず切るように打ったりと治療する組織によって使い分ける必要があり、施術者の腕の差がダイレクトに出やすいレーザーです。
当院では、炭酸ガスレーザーのみで行う事もありますが、治療の質を高めるために他のレーザーを組み合わせる事があります(その追加料金はかかりません)。
・電気メス
電気メスでは電気が熱に変換され、その熱で皮膚を切ったり焼いたりしますので、周囲に熱ダメージが多く入ってしまいやすい事が難点です。余計なダメージが多い程、跡に残るリスクが出てきます。
文字通り「ほくろをとる」だけなら十分ですが、「最終的になるべくキズ跡にならないキレイな仕上がり」を突き詰めた場合、当院では第一選択とはしない方法です。
<術前>
施術部位はメイクや日焼け止めなど何も塗らずにお越し下さい。ご事情によりメイクをしてご来院される場合は、予約時間の15分程前にお越し頂いて院内でメイク拭き取りシートで落として下さい。
ニキビ治療のベピオ・ディフェリン、美白外用のトレチノイン・ハイドロキノン、ゼオスキンなどのピーリング作用のあるスキンケアは3日前から施術部位への塗布を中止して下さい。
<施術>
施術部位に麻酔の注射をする場合があります。非常に細い針を使用しますが、予防接種のような注射の痛みがありますので、非常に小さいものはご相談次第で麻酔を使用しない事もあります。
その後、ほくろに対し炭酸ガスレーザーや小さなメスなどを使用し、ほくろを除去します。麻酔を使用した場合は痛みは通常ありません。
・施術直後~傷が埋まって平らになるまで
ほくろを除去した部分が、ほくろと同じくらい大きさの穴になっています。
軟膏を綿棒で除去部分に入れるよう少量塗布し、その上から絆創膏やテープを貼って下さい。貼りっぱなしにし、洗顔時などに剝がし傷口を傷の中の古い軟膏や浸出液をよく洗い流して下さい。泡洗顔などで優しく洗って大丈夫です。洗顔後、また軟膏+テープ処置をして下さい。この処置は毎日行ってください。
このように傷を覆って軟膏などで湿らせたままにする事が跡を目立たなく治癒させるコツです。7-10日目あたりで傷が埋まってきます。傷が完全に埋まって凹みが平らになるまで、この処置を続けて下さい。平らになるまでの期間は小さいもので約2週間、大きいもので3-4週間かかる事があります。
テープ以外の部分は普段通りのスキンケアで大丈夫です。
・平らになった後
軟膏、テープは不要となり、施術部位もメイク可能になります。
平らになった時点でほくろの部分はまだ赤みが残っています。赤みは数か月~1年程度かけて自然に引いていきます。これは削った大きさ深さや個人差が大きい要素ですので、長い目で経過をみてください。
最終的に取ったことが全く分からなくなる事もあれば、除去部分の皮膚の質感の違い、わずかな色の違い、多少の凹みや膨らみとして残る事もあります。
口唇近くのほくろ除去は、数か月後に膨らんだ傷になる事が他の部位に比べて多いです。
これを防ぐには、平らになった後、傷の赤みがだいたいひくまで何か月か、テープのみ貼って膨らまないよう物理的に押さえて頂くとよいです。それでも膨らみはじめてしまった方は、ステロイドの貼り薬や注射、傷の取りなおしなどの治療対応となりますのでご相談ください。これには別途費用がかかります。
・再発しないようにしっかり大きく取るほど傷跡になるリスクがあがり、後々傷にしない事を最優先にして小さく除去すると、その分再発のリスクが出てきます。「キレイに、再発しないように」施術致しますが、長期的にみて再発の可能性がありますことをご了承ください。明らかに取れていなく3ヶ月以内に再処置が必要になった場合は無料です。その後の微小な再発は有料となります。
・レーザー照射部位に炎症後色素沈着、色素脱失などを起こす場合があります。他院でレーザーを受けられて上記のような症状が出たことがある方は事前にお申し出 ください。炎症後色素沈着は、場合によってはもとのシミより濃くなる場合があり、3〜6ヶ月程度かけて 徐々に改善してくることが多いですが、稀に残ってしまう場合もあります。
・照射後、皮膚トラブルが生じた場合診察させて頂きますので受診をお願い致します。
※診察料がかかります。薬が処方される場合別途薬代がかかりますのでご了承下さい。
【メイク】
テープ以外の部分は当日から可能です。
【洗顔・シャワー・入浴】
小さなほくろ除去は当日から、大きなほくろ除去では翌日から可能です。
・施術直後~
赤み、陥凹、掻痒、術後微小出血、疼痛、浸出液、感染症
・一か月後以降~
徐々に薄くなる赤み、一過性の色素沈着、白色瘢痕、陥凹瘢痕、肥厚性瘢痕、ケロイド、再発
感染症、皮膚炎のある部位
妊娠中の方は原則お断りしておりますが、特段の事情がある方はご相談下さい。
著しいケロイド体質の方
その他医師が不適と判断した方