Contents

  1. このような方におすすめ
  2. 肝斑とは
  3. 肝斑の原因
  4. 肝斑の主な症状
  5. 肝斑とシミ、ADM、そばかすの違いと特徴
  6. 肝斑にやってはいけないこと
  7. いしだ皮フ科/美容皮膚科の肝斑の治療法
  8. 肝斑治療メニュー一覧

このような方におすすめ

  • 妊娠、出産でくすみが濃くなった方
  • ピルを飲んでいたらシミが増えたと感じている方
  • シミか肝斑か区別がつかない方
  • 頬にもやっとした色味がある方
  • レーザーを打ってもきれいにならない方

肝斑とは

肝斑とは、主に20代後半~50代の女性の両頬に出る事が多い、顔の左右対称のくすみです。両頬骨のエリアにぼんやりした茶色い色素沈着として出る事が多いですが、こめかみや鼻、ほうれい線に出る事もあります。

肝斑の原因

肝斑の発症には色々な機序がありますが、肝斑部位の皮膚は表皮においてバリア機能の不全・女性ホルモン受容体の過剰発現などがあり、真皮において光老化によるコラーゲンの劣化や毛細血管の増生があります(赤みを伴う事があります)。つまり紫外線や擦る叩くなど物理刺激が皮膚にダメージを与え、女性ホルモンが相俟って悪化すると考えられています。女性ホルモンのプロゲステロンはメラニンの生成や皮脂分泌を促進するため、ピルの服用や妊娠・出産時などの女性ホルモンの変動が、皮膚の色味や質に影響を及ぼすとされ、妊娠性肝斑などと呼ばれる事があります。また、不必要にこする事は色素沈着を誘発するため、ケアをしようと頑張ってこすりすぎて顔のくすみが濃くなっているケースもあります。

総じて肝斑の方は紫外線などによって真皮のコラーゲンがダメージを受けて「量と質の低下」を起こしている事が多いです(solar elastosisまたは日光変性と呼びます。)
コラーゲンの質の異常がメラノサイトの機能異常に関連するという考え方から、ハリや質感も併せて皮膚の土台であるコラーゲンから改善させる治療アプローチもあります(ゼオスキン・コラーゲンピール・タイトニングレーザーなど)。

肝斑の主な症状

頬骨に広がる肝斑

一番多いタイプです。
眼窩内の領域には生じません。

鼻根部の肝斑

目の下あたりの高さを横切るように色素沈着が生じます。

こめかみの肝斑

頬の肝斑がこめかみまで薄く広がっている事が多いです。

肝斑とシミ、ADM、そばかすの違いと特徴

シミ(老人性色素斑)

境界がはっきりしており、顔体のどこにでも生じます。

ADM

10代の頃からある事が多く、少しくすんだ茶灰色の色素斑です

そばかす(雀卵斑)

10代からある事が多い、頬~鼻にまたがるゴマのような色素斑

肝斑にやってはいけないこと

・不適切な種類のレーザー、シミ取りなどスポット照射

昔は肝斑にはレーザー治療は全て良くないとされていましたが、最近では1064nmの波長のレーザーを低出力で照射するトーニングという手法が開発され流通しています。
これは表皮のメラニン色素をマイルドに壊し、繰り返しの施術で徐々に皮膚のトーンを明るくするものですが、まれにトーニングの照射で色が濃くなる例が報告されているので注意が必要です。また、肝斑の発生の仕組みをなくすわけではないため、トーニングをやめると元に戻る可能性があります。
1064nm以外の波長のレーザーは、肝斑には不適切なものが多いです。例えばシミ取りレーザーは波長が異なりパワーも強く、照射による熱のダメージが大きいため、肝斑部の色素沈着を起こしやすいです。

・IPL、光治療、フォトフェイシャル

呼び方はいくつかありますが、どれも同じ「光」による治療です。
レーザーが特定の波長のみを出すものに対し、光治療では○○nm~○○nmと、波長帯の幅を持った光が照射されます。つまり、肝斑を悪化させる可能性のある波長が含まれるという事です。光治療はそばかすなど全顔の細かいシミをまとめてとるには良いのですが、肝斑を濃くする事があるため、肝斑部には照射を避けているクリニックもあります。ただし、波長帯や出力を細かく設定する事で悪化させづらい方法もありますので、そこまで考慮できていれば、治療の選択肢として良いでしょう。

・過剰なスキンケア

皮膚をこすると色素沈着を誘発し、肝斑が悪化する事があります。また、化粧品による色素沈着(薬剤性色素沈着性接触皮膚炎)を起こす事もありますので、くすみを隠そうと頑張りすぎると逆効果になる事があります。

いしだ皮フ科/美容皮膚科の肝斑の治療法

各治療の詳細は治療名称をクリックしてください。

・院内の施術と家での治療
ピンクグロートラネキサム酸のスタンプ注射
様々な美白成分を組み合わせ美白を行います。スタンプ注射はハンコのようにポンポンと極小極浅の針で皮内に成分を注入していくもので、麻酔クリームを塗布して行うので痛みは一般に軽度です。

ゼオスキンヘルスの3ヶ月前後の短期集中美白プログラム
米国の美容皮膚科医ゼインオバジ先生が医療機関専用に治療として開発したスキンケアに当院の院内製剤を混ぜて使います。“高級な化粧品”ではなく“家でやる治療”です。

コラーゲンピール
表皮にくすみとして溜まっているメラニンを早く排泄させ、同時に肝斑部の真皮のコラーゲンを鍛えくすみづらい土台作りをするためコラーゲンピールを行います。①、②よりはメンテナンスの立ち位置としての施術です。


・飲み薬
飲むUVケアソルプロプリュスホワイトで紫外線によるダメージを防ぎながら、
高濃度ビタミンCトラネキサム酸(保険)でメラニンの生成を抑制します。
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レーザーを何十回もやらなくても、上記の治療で、2〜6ヶ月でトーンアップを実感できると思います。(※個人差がございます)
少し時間はかかりますが、ワンタッチで肝斑のくすみを消す方法はありません。1回で白くなるような出力のレーザーを使うと逆に肝斑が濃くなりかねないのです。

また、残念ながら肝斑には完治という概念がありません。「紫外線ダメージ+皮膚に対する物理刺激+女性ホルモン」が原因なので、原因は生きている限り存在することから何もケアしなければ理論上また徐々に出てきます。目的のトーンまで美白を達成できた後は、維持するための最低限のケアだけでも続ける事をお勧めします。

肝斑治療メニュー一覧