Acne & acne scar treatment
今あるニキビと、
残ってしまった
ニキビ跡。
治療は分けて考えます。
ニキビ治療で最初に大切なのは、施術名を選ぶことではありません。現在も新しいニキビができているのか、赤み・色素沈着・凹みだけが残っているのかを見分け、治療する順番を決めることです。
いしだ皮フ科・美容皮膚科では、保険診療と自由診療の両方から、肌の状態とご希望に合う方法をご提案します。大宮・埼玉で、繰り返すニキビからニキビ跡まで一か所で相談したい方に対応しています。
Where to start
まず、
どこを受診すればよい?
保険診療・自由診療・ニキビ跡治療は、目的が異なります。迷う方は、次の3つを目安にしてください。
今もニキビができる
まずは保険診療
白ニキビ、赤ニキビ、膿をもつニキビがある方は、塗り薬・飲み薬を中心に、現在の炎症を抑えて新しいニキビを減らします。
保険診療は予約制ではありません。最新の受付時間をご確認のうえご来院ください。
保険治療で改善しにくい
自由診療も検討
重症・再発性のニキビ、毛穴詰まり、皮脂の影響が強い場合は、診察のうえイソトレチノイン、ピーリング、色素レーザーなどを検討します。
イソトレチノインの詳細を見る →赤み・茶色・凹みだけ
残った
ニキビ跡の自由診療
赤い跡、茶色い色素沈着、クレーターでは治療法が異なります。色と形を診断し、レーザー、ピーリング、サブシジョンなどから選びます。
ニキビ跡の種類を見る →治療の基本的な順番
- 1今あるニキビを治す
- 2新しいニキビを減らす
- 3維持療法で再発を防ぐ
- 4残ったニキビ跡を治す
ニキビが繰り返しできる状態で跡だけを治療すると、新しい跡が増え続け、費用と時間が無駄になりやすくなります。炎症が軽快した後も、目に見えない微小面皰を含む毛穴詰まりへの維持療法を続け、再発を抑えてから跡治療へ進みます。
How acne develops
ニキビは、皮脂・毛穴詰まり・炎症の順に進みます
ニキビは突然赤く腫れるのではありません。皮脂が増え、毛穴の出口が詰まり、その中でアクネ菌が増殖して炎症が起こります。どの段階にいるかによって、保険診療、自由診療、毎日のスキンケアの役割が異なります。
-
01
皮脂が増え、
毛穴の中にたまる思春期、ストレス、睡眠不足、ホルモンの影響などで皮脂分泌が増えると、毛穴の中に皮脂が滞留しやすくなります。洗いすぎて皮脂を取り切ろうとするのではなく、肌を乾燥させずに余分な皮脂を落とすことが大切です。
主な対応:適切な洗顔と保湿を行い、見えている皮脂だけでなく、面皰・炎症性皮疹の有無に応じて保険診療の外用治療を組み立てます。重症・再発性では、標準治療を行った経過と適応を確認したうえで、国内未承認のイソトレチノインを含む自由診療について説明する場合があります。
-
02
毛穴の出口が詰まり、
白ニキビになる古い角質が毛穴の出口をふさぐと、皮脂が外へ出られず、白ニキビや黒ニキビになります。この面皰の段階から治療することが、赤く腫れるニキビを減らすために重要です。
主な対応:面皰には、アダパレン、過酸化ベンゾイル、両者の配合剤など、ガイドラインで強く推奨される保険診療の外用薬を基本にします。サリチル酸マクロゴールピーリングは、標準治療で改善が不十分、または標準治療を行えない場合の自由診療の選択肢です。
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03
毛穴の中でアクネ菌が増え、皮脂が酸化する
詰まった毛穴の中はアクネ菌が増えやすい環境です。皮脂の酸化も加わり、炎症へ進みやすくなります。自己判断で殺菌力の強い製品を重ねると、刺激性皮膚炎を起こすことがあります。
主な対応:炎症性皮疹には、過酸化ベンゾイルやアダパレンを含む外用治療を基本とし、重症度に応じて外用・内服抗菌薬を組み合わせます。抗菌薬は急性炎症期に用い、長期連用を避けて耐性菌の発生を抑えます。
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04
炎症が起こり、
赤く腫れたニキビになる白血球が集まり、赤み、腫れ、痛み、膿を伴う炎症性ニキビになります。炎症が強いほど真皮のコラーゲンが傷つき、赤みや凹み跡が残る可能性が高くなります。
主な対応:まずガイドラインで推奨される保険診療の外用薬・内服抗菌薬などで炎症を早く抑えます。レーザーは標準治療ではなく、本邦での検討が十分でない自由診療であることを説明したうえで、適応が見込める場合に補助的に検討します。
-
05
炎症後の赤みや、自然に戻りにくい凹み跡が残る
炎症が治まっても、毛細血管による赤み、メラニンによる色素沈着、真皮が傷ついた凹み跡が残ることがあります。ここからは「ニキビを抑える治療」ではなく、跡の色と形に合わせた治療が必要です。
主な対応:自然経過も確認しながら、赤みには色素レーザー、深い凹みにはCO₂フラクショナルレーザー、TCA、サブシジョンなどを検討します。いずれも自由診療です。
Active acne
現在のニキビを治す
白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビ・膿をもつニキビがある段階です。まず炎症と毛穴詰まりを抑え、跡が増えるのを防ぎます。
保険診療を治療の土台に
当院のニキビ治療の強みは、保険診療と自由診療の両方に対応している点です。保険診療でも、複数ある飲み薬・塗り薬の選び方、塗り方、受診時の処置、生活指導によって治療の質は変わります。
「以前、皮膚科で薬を処方されたが良くならなかった」と諦めず、使用した薬、刺激感、続けられなかった理由も含めてお聞かせください。症状の変化や使い心地を確認しながら、一人ひとりに合う治療を組み立てます。
Insurance treatment
保険診療の外用・内服
面皰にはアダパレン、過酸化ベンゾイル、両者の配合剤などを基本とします。炎症性皮疹では重症度に応じて抗菌薬を組み合わせ、炎症軽快後は抗菌薬を終了し、面皰・微小面皰への維持療法を続けます。
外用薬について →Oral treatment
イソトレチノイン
重症または再発を繰り返すニキビで検討する、自費の内服薬です。米国では1980年代にFDAに承認され保険適用となり、40年以上にわたり海外では重症ニキビなどの治療に広く用いられています。適応、避妊、採血、副作用を確認し、独立した施術ページで詳しくご案内しています。
イソトレチノインの詳細 →Peeling
サリチル酸マクロゴール
角質と毛穴詰まりを整える自由診療の補助治療です。ガイドラインでは、面皰・炎症性皮疹ともに、標準治療で改善が不十分、または標準治療を行えない場合の選択肢とされています。
ピーリングの詳細 →Laser
色素レーザー
赤く腫れた炎症性ニキビや、ニキビ跡として残った赤みに補助的に用いる場合があります。現在の炎症と赤い跡を診断して照射部位を決めます。
色素レーザーの詳細 →Acne scars
ニキビ跡は、色と形で分ける
「ニキビ跡」という一つの施術はありません。赤み、茶色い色素沈着、凹みでは、反応する治療が異なります。複数が混在することもあります。
赤いニキビ跡
炎症後紅斑(PIE)
炎症が残っている、または組織の修復過程で毛細血管が一時的に増えている状態です。経過、肌質、赤みの程度により、色素レーザーなどを検討します。
色素レーザーの詳細 →茶色いニキビ跡
炎症後色素沈着(PIH)
炎症後にメラニンが残った状態です。紫外線対策、外用、ピーリングなどを検討します。見た目が茶色でも、実際には赤みが主体の場合があります。
ピーリングの詳細 →凹み・クレーター
萎縮性瘢痕
浅さ・深さ・形状により、CO₂フラクショナルレーザー、TCA、サブシジョン、切除などを使い分けます。複数回の治療が必要です。
CO₂フラクショナルの詳細 →「茶色い跡」だと思っても、実際は赤みのことがあります
「ニキビの色素沈着が気になる」と受診される方を偏光拡大レンズ(ダーモスコピー)で確認すると、メラニンの茶色ではなく、炎症や毛細血管による赤みが主体だったということがあります。赤みと色素沈着では治療方針が大きく異なるため、色を正しく診断することが重要です。
Scar treatment details
凹みニキビ跡の専門的な治療
ニキビのクレーター(凹み跡)は、浅いもの、深いもの、クレーターの形状により治療法を選択します。浅い凹みでは、肌の状態に応じてダーマペン系治療などを繰り返し、少しずつ目立ちにくくする方法があります。
深い凹みはダーマペンだけでは十分な変化が得にくいため、炭酸ガスフラクショナルレーザーや、傷の縁をぼかす炭酸ガスレーザーの面取り照射を行うことがあります。瘢痕の下に固く線維化した組織がある場合は、サブシジョンで癒着を外します。必要に応じて薬剤を併用する場合があります。
鋭く深いice pick scarではTCAを用いる方法が選択肢となり、形や場所によっては凹み跡を細かく切除して縫合することもあります。いずれも一度で消す治療ではなく、肌の反応を確認しながら根気よく続けることが重要です。
Daily skin care
ニキビ治療中の
スキンケア
余分な皮脂と
汚れだけを落とす
洗顔は1日2回を目安にします。洗いすぎや強い摩擦を避け、肌を乾燥させずに余分な皮脂、古い角質、メイク汚れを落とします。スクラブや角質ケアは、炎症や使用中の薬によって刺激になるため、肌状態に合わせて選びます。
保湿しながら、
毛穴を詰まらせない
ニキビ肌にも保湿は必要です。刺激感のある外用薬も、保湿を組み合わせることで継続できる場合があります。一方で、油分の多い製品を厚く重ねると毛穴詰まりの原因になるため、使用感と成分のバランスをみます。
治療薬はスキンケアと
分けて考える
アダパレン、過酸化ベンゾイル、配合剤、抗菌薬などは化粧品ではなく治療薬です。急性炎症期と維持期を分け、ニキビの種類、刺激の出方、生活に合わせて塗る量と順番を調整します。
美容成分は
補助として考える
ビタミンCなどの美容成分を使用することがありますが、ガイドラインで強く推奨される標準治療ではなく、アダパレンや過酸化ベンゾイル等の代わりにはなりません。使用する場合も刺激性を確認します。
日焼け止めで
赤みと色素沈着を守る
紫外線は炎症後の赤みや色素沈着を長引かせる要因になります。ノンコメドジェニックテスト済みなど、ニキビ肌でも続けやすい日焼け止めを選び、日中は必要に応じて塗り直します。
ニキビパッチとメイクは
低刺激に
パッチは擦れを防ぐ利点がありますが、配合成分で皮膚炎を起こすことがあります。メイクは油性製品を厚く重ねず、低刺激でノンコメドジェニックテスト済みの製品を薄く使います。
高価な製品を一式そろえる必要はありません
ガイドラインでは1日2回の洗顔が推奨され、低刺激性・ノンコメドジェニックの基礎化粧品は選択肢とされています。洗顔、保湿、治療薬、日焼け止めにはそれぞれ役割があります。当院では現在のニキビ、乾燥や刺激、ご予算を確認し、不足している役割だけを補います。院内では医療機関専用のゼオスキンヘルスを含む選択肢もご案内しますが、すべての製品を一度に使用することを前提にはしていません。
Clinic information
受診方法
現在のニキビ:保険診療
予約制ではなく、当日の受付番号順です。診療日・受付時間は変更されることがあるため、ご来院前に最新の診療案内をご確認ください。
診療時間・アクセスを見る →ニキビの自由診療・ニキビ跡
水曜・祝日および特別診療日、完全予約制です。東大宮駅東口徒歩1分。大宮駅からJR宇都宮線で2駅です。
LINEで予約・相談する →美容皮膚科 初診料 3,300円/再診料 1,100円
当日に施術または治療契約のお支払いがある場合、診察料は無料です。物品のみの購入は対象外です。各施術の料金は料金表でご確認ください。
美容皮膚科の料金表を見る →Frequently asked questions
ニキビ・ニキビ跡治療のよくある質問
ニキビは保険診療と美容皮膚科のどちらを受診すればよいですか?
現在も白ニキビ、赤ニキビ、膿をもつニキビができている場合は、まず保険診療が基本です。保険治療で改善しにくい重症・再発性ニキビや、ニキビ跡だけが残っている場合は自由診療をご相談ください。
ニキビがある状態でニキビ跡治療はできますか?
治療法と炎症の程度によりますが、原則として今あるニキビを安定させることを優先します。新しい跡が増える状態で跡治療を始めると、時間と費用が無駄になりやすいためです。
皮膚科の薬で治らなかったニキビも相談できますか?
はい。薬の種類だけでなく、使用量、塗り方、刺激による中断、診断が合っているかを確認します。必要に応じて自由診療の選択肢もご説明します。
イソトレチノインは誰でも飲めますか?
いいえ。重症度や既往歴を確認し、妊娠の可能性がある方など服用できない場合があります。避妊、採血、副作用を含む詳しい条件はイソトレチノインの施術ページをご確認ください。
赤いニキビ跡と茶色い色素沈着は自分で見分けられますか?
見た目だけでは難しいことがあります。茶色く見えても血管による赤みが主体の場合があり、治療法が異なります。当院では必要に応じてダーモスコピーで確認します。
クレーターは1回で治りますか?
通常は複数回の治療が必要です。凹みの形・深さ・癒着の有無によって、CO₂フラクショナルレーザー、TCA、サブシジョンなどを組み合わせます。
大宮駅からどのくらいですか?
当院は東大宮駅東口から徒歩1分です。大宮駅から東大宮駅まではJR宇都宮線で2駅のため、大宮・さいたま市内から通院しやすい立地です。
Consultation
ニキビか、ニキビ跡か。
まず状態を正しく見分けます。
自由診療の施術名を決めてから予約する必要はありません。現在のニキビ、赤み、色素沈着、凹みを確認し、治療する順番からご説明します。
主な参考文献
- 日本皮膚科学会「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」
- 谷崎英昭、林伸和、大川司ほか「本邦における尋常性痤瘡のアンケートによる疫学的調査成績2018」